流聲 ryusay ☆彡

五臓五腑ノリコのブログ。SINCE September 25th,2004

羽生結弦はかく語りき

noriko552015-04-12

今日は月に一度の「フィギュアスケートTV!」の放送日でした。ゲストは小塚崇彦くん。
全日本のFSでの快進撃のことや、2005年の懐かしい映像が流れたり、ブレード開発やフィギュアスケートの歴史の研究の話だったり、逆に八木沼さんに質問をしていたり(八木沼さんは弱冠14歳で五輪出場)。信夫先生とのエピソードもとっても微笑ましかったです。
「見た目なんだかニュースキャスターみたいだな」と思ったのですが、VTRのフリが噛みっ噛みだったりして、ああいつもの小塚くんだと思いました(笑)。貴重なお話をありがとうございました。またいつか出てくださいm(_ _)m



そして、今シーズンを振り返る段で町田樹引退の話になり、羽生結弦のインタビュー映像が流れたのです。
そのインタビューのコメント、全部書きます。

…うまく表現は出来ないですけど、“戦友”っていう感じです。“ライバル”っていう表現もすごい近いと思うんですけど、でもどっちかっていうと、そんなピリピリした…もちろん試合の時はすごくピリピリしてるんですよ、お互い。で、あんまり喋んないんですけど。
でも、そういうわけじゃなくて、一緒に同じようなところを目指して、同じような舞台を目指して、同じような場所を目指して一緒に戦ってきた戦友というか。もちろんすごい先輩で戦友なんていうのは失礼かもしれないですけど、でも、たぶん町田選手も同じようなことを言ってくれると思います。
(Q.薄々、もしかして、っていうのはありましたか?)
その感覚はありました。昨シーズンかな、オリンピック終わった後、世界選手権あって、
そのときに“僕はアスリートを引退します”という発言があって、『エッ!?』って思って。“これからアーティストになります”って言ってたんですよ。そのときにもうすでに、何かちょっと区切りと言うか、そういう感覚があったんじゃないかなと僕の中では思うんですね。ま、彼の心が分かるわけじゃないけど。
でも、やっぱりそうやって自分のスケートを追求した結果、彼は今が退き時だと思ったんだと思いますし。
でも、僕たちはたぶん町田選手のお陰で、演技に対しての気持ちだとか、スケートに対する気持ち、そういうものが明らかに変わっていった思います。だからこそ本当に町田選手が引退したことは、非常に…ひじょぉーっに、悲しいというか、さみしいというか、そういうものもあるとともに、素直にお疲れ様でしたというか、本当に今までありがとうございました、という気持ちも僕の中にはあります。

まっちー引退発言のときに、ゆづは病気で入院してしまって、あの場所にいなかった。だから「何であのとき居てくれなかったの」って苛々した気持ちもすごくあって。でもそれがまっちーのためじゃなくて、ゆづのための感情だったと気付いて。でもそのあと三ヶ月以上、誰もそのことを彼に尋ねてくれない。不自然なくらい、ゆづもそのことを話さない。だから、「もう聞けないのかな」とすら少し思い始めてて。
そうしたら、まさかこのタイミングだと思ってなくて、完全に無防備な形で聞きました。彼の率直な気持ちを。
テレビ見ながら、泣きました。ずっとモヤモヤしていた感覚がなくなりました。彼は泣きこそしなかったけど、あのときは泣いたのかな、とも思いました。
「ひじょぉーっに」のところは、もっと色々言いたいんだろうなとも思いました(苦笑)。そうだよね、だって当然、もう一度戦ってくれると思ってたもんね。「これ(金メダル)、目指します」って言ってたんだからね。
そして、「僕たち」って言ってくれたのが嬉しかったですね。ゆづは自分だけじゃなくて、後輩たちみんなが影響受けたって思ってくれているんだと。
ありがとう結弦、もう充分です。大丈夫です。
何なら結弦に激励のお手紙でも送っちゃろうかとも思いました。