流聲 ryusay ☆彡

五臓五腑ノリコのブログ。SINCE September 25th,2004

そこに町田樹がいる限り

noriko552018-10-06

運命の日。町田樹が氷上を去る日。さいたまスーパーアリーナにて、ジャパンオープンとカーニバルオンアイスに参戦してきました。選手のこととか、書きたいことは色々ありますが、今回は町田樹のことを書きます。
ジャパンオープンで披露したのは、「ダブル・ビル︰そこに音楽がある限り」。楽曲はパンフレットにて既に予告されていましたとおり、シューベルトの「楽興の時」は、継ぐ者ておなじみの今井顕先生の演奏でした。そしてもう一曲は、エルガー「愛の挨拶」。私のお気に入りの曲でもあります。ただ、町田樹が演じるイメージは今まで全くなかったので、とても驚いたとともに、感動も一入でした。
白いふわふわとしたお袖のブラウスにお花の刺繍、黒いベルトと黒いパンツ、というお衣装。とりわけブラウスが、その、とにかく可愛くてですね、当惑しながら、可愛かったです(日本語崩壊)。
華やかな照明の下、まるで花畑で舞い踊るかのようなプログラムでした。
そしてそして、表彰式後には引退セレモニーを行って下さいました。「一言だけ」がとにかく長くてですね(笑)。とはいえほんとにいつもの町田節でプログラムについても語ってくださいました。




そして本当に最後、カーニバルオンアイスでは、出演スケーターの中でも一番最後に登場。プログラム『人間の条件』はマーラーの「アダージェット」を使用しています。
まるで背中に羽が生えたかのような、白いヒラヒラとしたお衣装。うん、羽根が生えてたことくらい、とっくの昔に知ってたけどね。
苦悩の中から光を見出す一人の人間の物語。空には暗雲が立ち込め、雷鳴が轟き、そしてときに雨のような、天啓のような青い光が差し込みます。とても神秘的で、それでいて人間くさいプログラムでした。繰り返し繰り返し見たくなる、そんな内容でした。手が痛くなるほど拍手しました。
そしてフィナーレのあとには、ステファンから英語ではなむけの言葉が贈られ、ハビちゃんから花束が贈呈されました。そして二人とハグ。私、ここで涙腺崩壊(´;ω;`)
マイクを渡され、また一言がとても長かったまっちー。フィギュアスケートを一過性のブームにせず、文化にしたい、そんな思いを受け取りました。
スケーター達に囲まれるまっちー。記念写真で真ん中に収まるまっちー。最高の最高の旅立ちの日になりました。
まっちー、25年間のフィギュアスケーター人生、本当にお疲れ様でした。あなたの愛と情熱があったからこそ、最後までファンとして見守ることができました。
生きているうちに、あなたのようなミューズに出会えて、本当に良かった。
これからも、私も林檎の樹を植えていきます。フィギュアスケートと、町田樹と、そして自分が思い描いている何かのために。






終演後、たまアリの町田樹の柱の前にはたくさんたくさんの人集りがありました。みんな、離れたくなかったし、記念に写真に残したかったんです。




その後、ファンのみんなで集まってオフ会をしました。放送されたばかりのJOの映像を見たりして、とても和やかな時間を過ごしました。皆さん、ありがとうございました。またいつか、どこかで。