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五臓五腑ノリコのブログ。SINCE September 25th,2004

ビタミン由来成分「鍵」炎症性腸疾患のT細胞侵入解明

朝日新聞より。

病原体や毒素に感染した細胞を攻撃する血管内のT細胞が炎症性の腸疾患を引き起こすことに関し、T細胞が腸組織に入り込むメカニズムを三菱化学生命科学研究所の岩田誠主任研究員らが突き止めた。腸組織に入るT細胞の数を抑えることができれば、T細胞が原因とされるクローン病などの炎症性腸疾患(国内患者数は10万人程度)の新治療法に結びつくと期待されている。
(中略)
T細胞が、腸の正常細胞まで誤って攻撃するようになると、炎症性の腸疾患につながる。
 腸の特定の場所でつくられるレチノイン酸の量を少なくしたり、作用を抑えたりすれば、腸組織内のT細胞の数を減らすことができ、岩田氏は「特に発症初期の炎症性腸疾患に有効な治療法となりうる」としている。
 また「レチノイン酸はT細胞が膵臓(すいぞう)に入る『鍵』の一つをつくる可能性も高い」とし、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓内の膵島をT細胞が攻撃することで起こる「1型糖尿病」(国内患者数は30万人程度)の治療法にも応用が見込まれるという。

ということで。
すでにオペも受けてしまい、症状としては全く無いのですが、いちおう潰瘍性大腸炎(略してUC)の患者として取り上げておきます。
これによって効果的な治療法が見つかれば良いなと思います。
四年前、アダカラムという器械を使った「白血球除去療法」を行ったことがありますが、あれは罹りたての患者には有効でも、私みたいな10年選手には効果が薄かったです。
それに、糖尿病にも応用できるというじゃありませんか。友人に1型糖尿病の子がいるので、これもまた良い方向に向かっていけば幸いです。

潰瘍性大腸炎について、詳しくはキーワードがありますのでクリックしてみて下さい。