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五臓五腑ノリコのブログ。SINCE September 25th,2004

日本人はなぜ日本のことを知らないのか

日本人はなぜ日本のことを知らないのか (PHP新書)

日本人はなぜ日本のことを知らないのか (PHP新書)

ひょんなことから竹田恒泰さんの講演会のチケットを頂きまして、母と二人で参加してきました。
竹田さんをテレビや本でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、作家で、慶応大学講師(憲法学)、そして明治天皇の玄孫でもある方です。
これから書くのは、その講演会の個人的レポートです。ただ、普段の私のブログとはかなりジャンルの違う話になるかと思います。それでもそのまま書いていきます。
(もしも何か事実と明らかに異なる内容があればコメント等で教えてください)



あ、日の丸とか君が代とか皇族とか嫌いな人は、見ない方が精神衛生上いいと思うよ(・∀・)一応言っとくからね♪


●竹田さんの印象。
竹田さんは昭和50年生まれの独身だそうです!独身です!(大事なことなのでry)
見た目なんとなく芸人さんっぽい飄々とした印象を受けましたが、見た目の通り(?)、お話も上手でウイットに富んでいて、会場はしばしば笑いの渦にw
●竹田さんは何をしている人か
日本国家や皇族、古事記などの本を数々出版されている他、慶応大学で教鞭を取られるなど、非常にお忙しい方のようです。
大学では憲法第一条についてひたすら一年間教えているんだそうですが、「実際に第一条を読むと数分で終わります」とのこと(会場笑)。それをみっちりやるんですって( ̄▽ ̄;)お、おう…。
本の話についてはまた後ほど。
●本日の演題
ブログタイトルで、本のタイトルそのまんまです。が、「本に書いてあることを話すと売れなくなっちゃうんで、違うこと話します」wwww
●日本人の若者は、日本の起源を知らない。
日本が誰によって、いつ始まったのか、まともに答えられる学生はほんのわずかだそうです。私ですか?神武天皇であることはかろうじて分かってました( ̄▽ ̄;)セフセフ←
海外の学生に尋ねたら、自分の国がいつどうやって始まったかは必ず答えられるのに、日本ではほとんど分かっていない。しかも、知っている学生は「おじいちゃんから聞いた」と答えるそうです。
●ここ数年で日本はどう変わったのか
民主党政権のお話。現在の自民党政権に変わったとき、何が議題として挙げられていたか?「震災の原発事故によるエネルギー問題」「国防問題」「領土問題」などです。
それでは、民主党政権に変わったとき、何が議題だったか。「高速道路無償化問題」「子供手当て」。つまり、お金の問題でした。それらが三年経ってすっかり変わった。とんでもない人が政治のトップに立つと、日本がとんでもないことになる、それを教えてくれた民主党に、竹田さんは足を向けて寝られないそうです(会場苦笑)。最近は北とか西とか、いろんな方向に足を向けられないから困る、ともおっしゃっていました( ̄▽ ̄;)
菅さんは「歴史に名を残すような首相になりたい」とおっしゃったそうですが、それは実現しました。社会科の教科書に「日本をダメにした総理」として記述されてしまったそうです。マジですか!?(棒読み)
また、東日本大震災が起こったときに、日本は海外から賞賛されました。日本人であったからこそ、あんな地震が起こっても日本人ならではの秩序を守り、国が潰れることなく現在に至ることができたと。
●愛国は右翼?
五年十年前なら、「日本が大事」「日本を愛している」と言おうものなら、すぐ「右翼だ!」と揶揄されていました。
しかし震災や領土問題を経て、現在は当たり前のように日本を守ることについて語られています。右だ右だと言われていた“当たり前のこと”が、ようやく真ん中になった、と竹田さんは喜んでいました。
(極右はダメだけどね、とも付け足していました)
第二次世界大戦の話(戦争中)
日本軍は、連合国(主にアメリカ)から恐れられていました。なぜなら“狂っている”と思われていたからだそうです。
普通、外国の軍隊は、もし弾薬が尽きた場合、すぐに白旗を挙げて降伏し、捕虜となるそうです。そうすれば自分達の命は守られるからです。しかし、日本軍はそうしなかった。弾薬が尽きれば、軍刀を抜いて次々に突撃してきたからだそうです。そんなことをしても勝てるわけがないのに。散弾銃で打たれて死んでいくしかないのに。
しかし、そんな日本兵たちを打ったアメリカの兵隊は、その“狂いっぷり”に恐怖し、たとえ勝利してもすぐに精神病院送りになっていたそうです。また、日本の特攻隊もアメリカ側には理解しがたい行動だったそうです。
“あと二日終戦が早かったら、死ななかった特攻兵がいたのに”と言う話があります。彼らは勝てるから乗ったのでしょうか?…けして勝ち目があったからではありませんでした。
刀を抜いて突撃した兵隊さんも、特攻兵の若者も、みんな「日本の意地を見せるため」「お国のために立派に死ぬため」だったからです。
第二次世界大戦の話(終戦後)
終戦後、GHQ昭和天皇を処刑する予定でした。おそらく命乞いをするだろう、国民のせいにするだろう、と思っていたそうです。しかし昭和天皇は、「今回の責任は自分にある。自分は殺されてもいいから国民を助けて欲しい。天皇家の有価証券を国民のために使ってほしい」と言ってきたのです。
さらに驚いたことにA級戦犯と呼ばれる兵隊達も、「天皇陛下は悪くない、悪いのは自分達である」と天皇陛下を庇ったのです。
ここでGHQは思ったそうです。このまま昭和天皇を処刑すれば、日本国民たちは数世紀に渡って恨み憎しみ、竹やりでもって襲いかかってくる。つまり国が大混乱に陥ると恐れたのだそうです。
日本のように、アメリカに負けたのに国家を潰されず、国家元首を処刑されずにすんだのは稀なことだそうです。しかし、100年をかけて国をじわじわと骨抜きにしていく計画を立てました。
各メディアを通じて、日本軍の残虐さをあることないこと伝え、日本国民に罪の意識を植え付けました。(※実際は「ないこと」を三回くらい言ってました)また、教科書に「尊敬される天皇陛下」について決して書いてはいけないことも指示しました。また、竹田さんは、日教組の方針もGHQの影響であるともおっしゃっていました。
実際、今でも日本史の教科書で天皇が出てくるのは「何か問題を起こしたとき」だそうです。確かに教科書で天皇の美談って読んだことないかもね(´д`)
●オリンピックは何のため?
それは世界平和のためです。太古、オリンピックの時は争いをやめ、正々堂々スポーツで競います。そうすることで、戦争をすることがバカバカしくなることもあったとか。
しかし、先のロンドン五輪では事件が起こりました。韓国の李明博大統領(当時)が、竹島に乗り込んでいったのたです。これはオリンピック期間中ではありえないことである、と竹田さんは憤慨していました。しばしば「アキヒロの馬鹿たれ」と称していました( ̄▽ ̄;)
●韓国や中国の歴史上の人物の呼称の変化
例えば、毛沢東なら「もうたくとう」、蒋介石なら「しょうかいせき」と日本読みにするのが定番でした。しかし最近の報道では、いつの間にか現地読みにされることが定番化しています。金正雲なら「キムジョンウン」、朴槿恵なら「パククネ」読みになってしまっている。
それだけでなく、かつて「しょうかいせき」と言う読みが当たり前だった「蒋介石」が、今の歴史の教科書では「チャンチェシー」なってしまっている。辞書で調べようにも、「し」ではなく「ち」で探さないと見つからない。じいちゃんと孫では歴史の話をしようにも通じなくなってしまっているそうです。(これについては完全に初耳で、ビックリしました(;´д`)エエエエエ)
●馬鹿たれは憲法違反?
民主主義というのは、政治を国民によって決められるものです。つまり、「国民は賢くなければいけない」ということになります。裏を返せば、馬鹿タレの国民は憲法違反になってしまうんだそうです(会場爆笑)。
●左寄りの話
コメンテーターは一様に、やや左寄りの方が出世する、とのことです。なので竹田さんはテレビでは矢面に立たされているそうです( ̄▽ ̄;)
●どんな人になればいい?
日本人にとって仕事をすることは本来喜びであります。キリスト教の国では「仕事は神からの罰である」と認識されていることもあるそうです。国によっては言われたとおりのことすらやってくれない場合もあるそうです(どこの国かは書きませんが〜)
仕事に対する根本的な認識が違うので、外国のように一ヶ月のバカンスなんてやったら、日本人はおかしくなってしまうのだそうです。私もさすがに一ヶ月は要らないかなー( ̄▽ ̄;)
日本人は言われた以上のことをする、相手を思いやることが出来る、仕事に対するこだわりがある、だからこそ素晴らしいサービスやものつくりをやってこれた。
目先のお金に釣られて、「少しでも安く済むなら」という発想だけで動いていたら、日本の国はダメになってしまいます(先ほどの政治の話にも通じますが)
相手を思いやり、人のために生きよ、と子供には言っても、誰かを踏み台にして自分のために生きろ、とは誰も言わないでしょう。
また、死ぬときは「惜しまれながら死ぬのが一番いい」ともおっしゃっていました。「桜はあっという間に散ってしまうからいい」「花火はすぐ消えていくから美しい」とも。「あのクソジジイ早く死なねぇかな」と思われてはいけないそうです(会場大爆笑)。
古事記をホテルに置いてもらおう!
最後は竹田さんの個人的活動の紹介。本の紹介から、DVDボックスの紹介。非常に商魂たくましく、爆笑でしたwww「最近は“ジャパネットたけた”と呼ばれています」wwww
「ホテルに聖書や仏教聖典はあるのに、古事記がないのはおかしい!」という理念のもと、分かりやすく古事記を訳した本を出版され、さらに無料でいろんなホテルに置いてくださるように活動しているそうです(今回会場だったホテルも置かれる予定だそうです)。読みやすいんだったら読んでみたいですねぇ(・∀・)
また、「古事記を読めば、日本人の起源が分かります」と力説されていました。
また、無料で「竹田研究会」という勉強会を無料&各地で展開しているほか、ニコニコチャンネルを持ち、ニコ生も定期的に配信されているそうです。
最後には、古事記DVDの紹介VTRが流れました。取材に相当の時間をかけ、たくさんの箇所に行かれたそうです( ̄▽ ̄;)ほんとにすごかった…。
「本を一人で読むのが寂しい人は、DVDをご覧になれば僕が講義やってますから!」「着払いもあります!」会場爆笑。



というわけで、“惜しまれつつ”竹田さんは退場されました(・∀・)ノノ88888888
文章だけではかなり伝わりにくい&抜けている部分もあるかと思いますが、本当にスカッとする、面白いお話だらけでした。ほんと、読みづらくてすんません( ̄▽ ̄;)

ちなみに、「明治天皇の玄孫である」と言う部分には、ご本人は全く触れられていませんでした。もしかしたら、そういう家庭環境が現在の彼を作ったのかもしれません。けれど、そんなことを抜きにしても、こういう話が出来るようになれば良いのに、とも思いました。
ちなみに竹田さん、ツイッターもやってらっしゃいます。講演会よりさらにぶっちゃけてますw


竹田恒泰 - Wikipedia