流聲 ryusay ☆彡

五臓五腑ノリコのブログ。SINCE September 25th,2004

スケートアメリカ女子SP・男子FS

手に持ってるのはティッシュの塊

そして今朝もまた不思議な力で明け方に目が覚めて、男子FSの公式練習の画像が流れてくるのを見ました。まっちーの衣装は、トップスがふわっとした濃い青の生地に金色の模様、ボトムは黒+ウエストに金模様。いい意味で期待を裏切られたデザイン。まるで宇宙みたい。


女子SPには、日本からは今井遥ちゃんが出場。「マラゲーニャ」は、クオリティの高いパフォーマンスだっただけに、得意のはずの3loを転倒してしまったのが残念(´・ω・`)どうかFSで挽回できますように!FSの「ジゼル」はフィリップ・ミルズさん振付。まるで小鳥さんのような可愛らしいプログラムです。
そして、相変わらず強すぎなロシア娘。そして、地元勢ではグレイシー・ゴールド。華やかな演技は期待以上。


そしてそして、男子FS!
町田樹のプログラムはベートーヴェンの名曲「交響曲第九番」。始まりのポーズはSPのラヴェンダーのラストと似ている…?そして何と、そのポーズのまま17秒間静止。それからようやく演技に入りました。これですね、FSのルールでは「動き始めたところから4分30秒」と決まっていまして。つまり、冒頭で止まっている時間だけ曲を伸ばすことが出来るのです(限度はありますが)。
ジャンプは後半の3Aが2Aになったり、コンビネーションが3F(ハンド)の単独になったりはありましたが、概ね成功といっていいでしょう。それ以上に、表現力と体力を限界まで駆使した、圧倒的な演技でした。昨日とは打って変わって、泣くことを忘れ、ただただ見入ってしまいました。「伝説になるかもしれない」と書きましたが、完璧ではないにせよ、衝撃を与えたプログラムになったと思います。曲も、第九ならではの合唱部分をうまく取り入れ、非常に盛り上がりました。演技終了後、その場に崩れるように座りこむ場面も。
私はロシアのライブストリーミングで見ていましたが、演技終了直後に実況の方が机をバンバン叩いていました(笑)。それくらい衝撃だったのでしょう。
スコアは、二位と大きく点差をつけての175.70点。総合は269.09点となりました。文句なしの優勝です。スケアメ二連覇です。おめでとう、まっちー!!
二位は、SPもFSもクワドなし(!)ながらも、柔軟で素敵な演技を見せてくれたジェイソン・ブラウン(アメリカ)。三位は今回シニアGPシリーズ初参戦の16歳、ナム・グエン君(カナダ)。将来が楽しみな一人です。なんともかわいらしい表彰台となりました(*´▽`*)
で、二年連続スケアメ表彰式でメダルを裏返しに持って撮影されてしまったまっちーですが、今回わざわざメダルをしっかりチェックしてから表を見せてくださいました(笑)。恐らく、ファンの方々からさんざん「今年は表見せてね!」と(主にネットで)言われているのをご存知なのでしょうww(ありがとうというか、すいませんというかw)

インタビューでは、明日のエキシビションは「エデンの東〜セレブレーション〜」の「海外初公演」であると発表。スケアメで優勝した自分自身への祝祭にもなるのですね(*´▽`*)ただ、「できるかなぁ?」と、かなりお疲れな表情も見せていました。すいませんかわいいです←


あのね、今回のスケアメ、というか、自分がスケヲタになってから初のGPシリーズ初戦、ほんっとうに感動した。そして疲れた!(笑)感情という感情を総動員しました。でもこれは今後もまだまだ続くのでしょうね。
来週はスケートカナダ、その次はカップオブチャイナ、と続いていきます。まっちーと遥ちゃんが次に出場するのはフランス大会のエリック・ボンパール杯です。
織田くんも、GPシリーズ男子の初解説、すごくためになりました。今回みたいに、シークエンスの説明とか是非是非やってください。ただ、咄嗟に関西訛りが出てしまったり(例:軸がいがんでしまった)、少し言葉に詰まる場面もあって、そこはもう慣れるしかないのかなと( ̄▽ ̄;)頑張って!



余談。昨日に遡りますが、男子SP終了後のインタビューで、まっちー曰く「多くの人の心の中にある愛の形に、自分の演技で触れられることが出来たら嬉しい」と語っていました。
昨日私が「失った」と錯覚したのは何だったのか、一日経って何となく気付いたような。もしも、その時まで覚えていたら書くかもしれません。