クリスマスには白夜で泣こう

東野圭吾のベストセラー小説「白夜行」。殺人事件の被害者の息子である亮司と、容疑者の娘である雪穂。二人の翻弄される人生、そして知られざる関係。
映画版では雪穂役を掘北真希、亮司役を高良健吾が演じ、ドラマ版では雪穂役を綾瀬はるか、亮司役を山田孝之が演じました。
そして、2013年にはフィギュアスケーター町田樹が、この作品をエキシビションのプログラムとして演じました。振付、衣装デザイン、照明効果などを自らの案で作り上げました。曲はドラマ版のサウンドトラック「白夜を行く」を使用しています。
ドラマ版では亮司がクリスマスに絶命することから、2013年末のメダリストオンアイスでの演技を最後に封印されました。しかし、そこでアクシデントが。会場の電源トラブルにより、テレビ放送がなされなかったのです。いわくが付いたまま、現在も封印されている状態です。
あれから、一年が経とうとしています。
衣装の青の美しさと、氷の白の美しさ、血に染まった右手、そして難しさ故に、どこか綻びのある演技。それがこの作品の魅力です。