http://www.seiyuawards.jp/
というわけで、一部の賞は事前発表がありましたが、本日全ての賞が発表され、授賞式が行われました。
受賞された皆様、おめでとうございます！
個人的に嬉しかったのは、特別賞として「この世界の片隅に」の、のん(本名・能年玲奈)ちゃんが評価されたことでしょう。彼女においては色々とありましたが、こうして作品や彼女の演技が認められたことがとにかく嬉しいです。
あと、助演がどちらも一人ずつだったのですが、辞退者がいたのでしょうか？「この世界の片隅に」ですずの妹・すみを演じた潘めぐみさんや、おなじみすぎる大ベテランの大塚芳忠さんが選ばれました。
そして、シナジー賞には「君の名は。」、主演男優賞は神木隆之介くん、助演女優賞は上白石萌音ちゃんが受賞されました。
ただ、残念ながらこの結果は非難する声も見受けられました。「声優が本職でないのに受賞していいのか？」
答えましょう。いいんです。
過去にもアナ雪で主演女優賞を受賞した神田沙也加ちゃんがいますが、そもそも声でのお仕事をやっている以上、それは「声優業」なんだと私は認識しています。
神木くんに至っては、過去にも複数のアニメ作品で声をあてており、肩書きに「声優」があってもおかしくないと思いますし、評価の対象となることにはなおさら問題を感じません。
近年は声優さんが歌番組に出ることや、映画やドラマで顔を出して演技することも増えました。最近で有名なのは「真田丸」に御出演された高木渉さんがいらっしゃいますね。もしも彼が俳優として評価されるにあたって、「本業は声優なんだからダメ」だと言われたら？きっと納得はいかないと思います。
そもそも声優界には歌手や俳優、子役から転身された人や、兼業されている方も沢山いらっしゃいまして、「果たして本業の声優とは何ぞや？」とも思います。最近でこそ声優の方で活躍しているKENNや加藤和樹はもともと歌手活動をしていましたし、豊永くんや内山くん、花澤香菜ちゃんなんかは子役から始まっています。ベテランの方だと、「もともと俳優だが、食えないから声優もやっていた」という方もチラホラいらっしゃいます。声優って、役者の中の仕事のひとつで、なかなかボーダーレスなお仕事かもしれませんね。
余談。最多得票賞どこいった！？あれ神谷浩史しか獲ってない賞になっちまったぞ！？ｗ
