まさかこんな心持ちで劇場版を見に行くことになるとは夢にも思いませんでした。
正直、冒頭の京アニのロゴを見ることが辛かった。映像が流れるにつれ、そこにどれだけのスタッフの情熱が注がれているのかを想像してしまい、素直に楽しめなくなる予感がしていました。
けれど、そんな危惧は徐々に消えていき、気がつけば物語の世界に没頭していました。見慣れたFree!の世界がそこに広がっていました。美しい水の流れを堪能しました。今回は総集編がベースなので、テレビで一度見ている展開もあるのですが、それでも一喜一憂しながら楽しむことができました。やはり大きなスクリーンでのFree!はいいですね。
そして、エンディングテロップ。果たしてこの中で犠牲になった人がどれだけいるのか。どれだけの才能が、財産が失われたのか。
来年の続編については、正直予定通りに出来ることは難しいでしょう。もしかしたら、今までのFree!とは変わってしまうかもしれません。
今はただ、社長さんの言葉を心に刻みながら、犠牲になられた方々への鎮魂の思いを改めて抱えながら、じっとファンとして待ちつづけることにします。
素晴らしい作品をありがとうございました。
余談。特典のフィルムは冒頭あたりの遙だと思われます。映画館内にはヴァイオレット・エヴァーガーデンのポスターもありました。
